信
「……頼みがある。」
それは生まれ変わる前に 託した言葉
「時折、時折訪ねてくれるだけで良い。
あの子が………そう、即位するまで、
鳳綺を助けてやってはくれまいか。」
皇后として 母として生きねばならない彼女に
せめて安らぎと ほんの少しの支えを
無用の心配になるだろう
それでも
万が一の時勢に 私は
もう 側には居てやれぬから
「……頼みがある。」
それは 後に遺した彼女と我が子へ
出会い 共に過ごす日々は長くなかったろう
それでも
気休めとは知りつつも
彼女に思う 労りと信頼
なぁ 香蘭
もし あの出来事がなかったとしても
俺は彼のような夫になれただろうか
そう尋ねそうで 苦笑を漏らした
'06/11/23
色々な意味でリハビリ中。頑張れ自分;;
生まれ変わりは、例え魂が同じでも別人だという前提の話。
そして最近自分の中で、この夫婦の株が急上昇中。
そういや昨日は「いい夫婦の日」でしたね、忘れてた(笑)
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